おどらにゃそんそん

好きなものを摂取しながら楽しく生きたい 異論反論は程々に聞きます

宝塚とHiGH&LOWとプロレス(とインド映画)は似ているよという話と隙自分語り

いえーいみんな元気にエンタメジャンキーやってますか!こんにちは!

 

2.25、皆さん覚えてますでしょうか、そうです。らんぺ祭りです(陣さん発信)

 

私はザ戦を2回現地で見、武知海青プロレスデビューを後楽園で観戦して、気づいたらずっとプロレスの話をし、そして今日今かららんぺのライブに初参戦する宝塚のオタクです(我ながらレアケース)

 

ということで自己紹介も兼ねて「宝塚とHiGH&LOWとプロレス(とインド映画)はわりと親和性が高いよ」と言い続けていたけど「どう高いのか」をすべてのにわかファン(一番楽しい)から伝えてみようと思います。ちげーよって思う方はコメントなりリプライなりください炎上したらこの記事お蔵入りにしますが……いつも通りですが徹頭徹尾戯言です!

インド映画に関してはにわかもにわかすぎてあんまり語れないので、()にしておきました。

 

とんかつとDJは同じなんだ!くらいの気持ちでお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

一言でまとめると

「虚実一体の個人(キャラクター)の歴史や関係性のストーリーを背景にし、肉体技と過剰な演出で客を満足させて帰らせるエンタメ」。

いろいろなエンタメがあると思います。ライブコンテンツだけでも多種多様。でも"キャラクターコンテンツ"、"人の歴史"、"過剰"さで"アドレナリンをドバドバして帰らせる総合芸術エンタメ"で一致してるなーと感じています。

 

自己紹介

まずこのよくわからん話をする前に、私の自己紹介をさせてください。

こっからは長いので活字ジャンキーだけ読んでくれればいいです。私が楽しいから書いてるだけなので。

2016年夏、HiGH&LOWと出会い、ハマる

ゆるゆるっとアメコミ等の派手な映画を見るのが好きなついったー廃人でした。ある夏、ついったーの様子が変わりました。映画ファンが皆一様に、同じ話をし続けるようになったのです。そう、2016年夏、HiGH&LOW THE MOVIEの公開です。

HiGH & LOW

他のオタク出のLDHfamならわかると思うんですが、「えーあのヤンキーのにーちゃんたちが好きなやつやろ?自分には向かんわ」と言っていた映画のオタクたちが次々と見に行ってはその話しかしなくなるバズリが起きました。あまりにも気になりすぎて私もレイトショーで鑑賞。

ここからとりあえずドラマ見るか……でHulu入って2週間でドラマ2シーズンを一気見するいつものムーブをします。

その後も映画やドラマの度にだいたい追いかけていくファンになりました。あとプリレジェも見た。プリレジェ→ザワクロでらんぺのボーカル川村壱馬くんいいなーでも曲はそこまで好みちゃうなでらんぺまでは追わなかった。ハイローの三代目やじぇねも同様、楽曲そこまでピンとこないな、で追わなかったのです。

 

2018年初頭、インド映画との出会い

2018年初頭、映画クラスタで大流行してたバーフバリを鑑賞。伝説誕生を多分配信で見てるご様子。

 

2018年春、宝塚と出会い、ハマる

宝塚歌劇団にうっかりハマった2ヶ月を振り返る - おどらにゃそんそん

2018年2月、フォロワーが宝塚にハマっていてたまたまdマガジン登録していたのでAERAで見た表紙の人こと明日海りおさんは宝塚の人だったな、きれいとつぶやいたらノリノリで布教セットが送られてくる。「ハイロー楽しそうだったから向いてると思って」とのこと。慧眼すぎる。なので私は「2018年産のハイロー経由のヅカオタ(レア)」を名乗っています。

そこからアリスの恋人のDVDを見る→やめてる人ばっかり……明日海さんもトップなってから長いんだ!早く観に行かなきゃ!で日曜の立見券を購入して、そこから垂直落下で落ちる。わりと大劇場は東京で一回は見るくらいのオタクに。

 

2019年冬、プロレスとの出会い

2018年夏に会社の人が一気にプロレスのオタクになったところから気になり始め、実際に現地に初めて行ったのはDDTのJudgement2019だったらしい。

たまたま誘われたので一回こっきりだったんですが、そのときに「赤井沙希さんと万喜なつみさんかっこいい」の印象が強かったものの、宝塚に金とスケジュールを奪われていたので、ゆるゆるぶらり路上プロレスやワールドプロレスリングをちらほら楽しむ程度だった。

 

ここからしばらくはずっとヅカオタがメインで、映画を見つつハイローはやる度に見る感じになっていた。

 

2022年夏、何故か宝塚とHiGH&LOWがコラボする

ハイローのオタクに向けての宝塚のチケットとり方指南エントリ - おどらにゃそんそん

なんでだよ。

人間、驚くと本当に腰って抜けるんだなぁ……を演目発表時に体感。宝塚大劇場初日に行き、「なんであんなにラブドリームハピネスにロマンス突っ込んで90分であんなHiGH&LOWしてるんだ……!」と驚く。何故か私がアドリブをまとめる日々でした(一部ヅカオタはデータ厨なのでアドリブをまとめる人が生まれがち)。楽しかったな……

一応その時に書いたクソ長い感想なんだか筋の説明なんだか開設なんだかわからない怪文書おいておきます。

HiGH&LOWのオタクで宝塚歌劇のオタクが宝塚歌劇団のHiGH&LOWを見た感想エントリ(ハイローオタク目線寄り) - おどらにゃそんそん

 

2023年秋、プロレスに戻って来る

宝塚で例の事件があってしまい、宙組も多く見ていた私は暇になってしまった。そのタイミングで2019年にかっこいいと思っていた赤井沙希さんが引退ということを知る。最後に絶対見よう!!と思って、ついでに女子プロレスも見てみたかったんよな、ハマりそーで怖いな、で赤井沙希東京女子プロレスラストマッチを新宿で見る。まずアイドルライブから始まるの!?!?プロレス見に来たのに!?!?で度肝を抜かれる(アプガ(プロレス)あるある)

それはそう みたいなこと言ってる!

12日が本当の引退試合だったんですが、午前中用事が……と思ってたら場所が錦糸町でこれハシゴいけるやんに気づいて急遽追加。DDT Ultimate Party 2023に行く。前半土下座マッチからおっぱじまり、ごんぎつねに度肝を抜かれ、黒潮TOKYOジャパンさんも来てたのでHELLOやりきっていきやがったwwwからの赤井さん引退、綺麗です……そして山下実優様かっこいい……って思ってたら平田vsヒロム戦で腹がよじれるくらい笑ってその後のアツい戦いにぐっと来ていた。上野がK-OD無差別取った日から私のプロレスゆるハマりは始まったんだな……と思うと胸が熱いな。このタイミングでプロレスはたまに遊び行く沼にしよ……と思い始める。

 

2024年初頭、何故か宝塚とRRRがコラボする

なんでだよ(ver2)。

過去にインド映画はオーム・シャンティ・オームやってるとはいえ、なんだそのスピード感はで演目が決まったRRR。

前半で「ちゃんとコラボ元のこと大事にしてるから!」を時間をかけて示すことで後半雑だったり無理なことはぶったぎっても「その味」に持っていくのはすごいなーと思った。あと音楽の力は本当に偉大。

星組公演RRR所感-"舞台化"について思いを馳せる - おどらにゃそんそん

これも文章残してたな。

 

2024年冬、何故かまた宝塚とHiGH&LOWがコラボする

HiGH & LOW

なんでだよ(ver3)。

しかも戦国て。HiGH&LOWのオタクとしても意味がわかんなさすぎて笑った。ザ戦、歌あり踊りありトリッキングの派手アクションあり毎度おなじみ男と男の主従巨大感情ありでHiGH&LOWの味だぁ……あと男役の二人が男役だぁ……になりました。玄武殿がど好みで、特にカテコのRIKUさんにやられたので、そろそろ諦めてらんぺのライブ行くかあ、になった。

 

2024年冬、何故かプロレスとLDHがコラボする

なんでだよ(ver4)。

時間を見てくれればわかると思いますが1つ目の発言の3分後に発表されてさすがに笑った。しかもそのフォロワーはもともと舞台のオタクでヅカオタになり、ETERNAL2で武知海青くんに見事ハマっていたというヅカオタ兼らんぺファンだった。DDTだしレディースシートとかあるし見に行こうかなーと言っていたら隣に座ってくれというので初リングサイド!

そして冒頭の2.25、ランペ祭りの一角こと武知海青デビュー戦、DDT Into The Fight2024を見てきました。

これはらんぺのオタクから「ザ戦千秋楽で見られないRIKUさんを思うと玄武殿連れてきてくれてありがとう」と言われたツイート。

2.25のInto The Fight2024,とにかく「新規客(ほぼ女性)に全力のDDTを魅せてやるよ!!!!」を感じた。そりゃそんな機会ないもんな。一戦目からごんぎつねをぶっこみ、ダムネvs彰人高尾の手堅いプロレス、平田さんに「ディーノに尻出させるなよ!LDHの偉い人も見てるんだから!」と今林GMがネタ振りして最後は平田さんかディーノの尻に刺さりっぱなし、ポーvsTo-yではベビーとヒールの対決、樋口ヨシタツvs瑠希也納谷戦のヘビー級の重!強!からのセミファイナルMAOvs町田の異種格闘技の直球殴り合い、そしてメインの武知海青デビュー戦!

今振り返ってもまじでフルコース作ってんな……セミファイナルのMAOさんの「武知海青はとんでもねーとこ来ちまったなって思わせてやるよ」のマイクがまだ忘れらんないです。そしてメインの今まで聞いたことない黄色い声援、何度も立ち上がる武知くんが忘れられない。(あのとき対戦者の3人、めっちゃファンに応援させてあげててやさしー!の気持ちなりながら応援しました)

 

ということでようやく私の8年の振り返りが終わりました。8年とかやばい。そんな経ってんのか。なんか気づいたらコラボしまくってて、これはそろそろ宝塚でプロレスラーの物語をやるか、宝塚出身の武知くんにインド映画出てもらうしかないなと思ってます。

まぁ今は宝塚の贔屓組の星組公演が終わり、プロレスがたまにいく沼のわりに頻度高いよになりWRESTLE UNIVERSEで過去試合を見る日々で、YouTubeMusicでらんぺを聞いて13日たまアリの予習をしてる感じです。(4.10現在)2.25でプロレスに火がつき武知ギャルズのフォロワーとも仲良くして頂いてるので、今は武知ギャルズ(偽)くらいの気持ちです。

 

宝塚、HiGH&LOW、プロレス、(一応インド映画)もの共通点とそれぞれの差異

自己紹介も終わったので、本題という適当な戯言をぶっこくタイムに入りました。あくまで私が脳内で練り練りしているものでしかないで、あまり練られていないところや間違ってるところもあるかもしれません。

 

前提:HiGH&LOWとプロレスはそりゃ似てる

まあHiGH&LOWを見ていただいている方にはわかると思いますが、HiGH&LOW無印の主役の名前はコブラ。由来はアントニオ猪木の大ファンで小学生時代にコブラツイストをかけまくっていたから(本当にスマホのある時代に20代の青年かよ)。HiGH&LOW自体がHIROさんのヒストリーをなぞった物語らしいので、その根幹にプロレスの手法が用いられているのは言うまでもありません。

『HiGH&LOW THE WORST X』監督・平沼紀久vsプロレスラー「負けたほうがオイシイんです」|日刊サイゾー

なんなら本物のプロレスラー(スーパーササダンゴマシン選手)とハイローの監督脚本(平沼紀久氏)の対談あるのでこれ読んだほうが早いまである

過剰なショーパフォーマンスでスターを作る

4つ全てに共通点するのは、とにかく、"過剰"であるということ。プロレスだったら入場時だったらとにかく派手にし、ベルトで強さを強調する。HiGH&LOWくんは100vs500人のバトルで1000人用意する計算のできなさ。とにかくみんな強え!!からカッコいい!!で強さを過剰に表現する。

宝塚は布とビジューとキラメキと人数で攻めろの圧が強いショーと極めつけにはデカい羽。

 

音楽の力で動かす総合エンタメ

多分切っても切り離せないのが"音楽"。

特にプロレスは入場のときに各選手が曲を背負ってやってきます。イントロが流れたら「あの選手だ!」のワクワク感が高まるんですよね。

HiGH&LOWは前述の平沼さんの話にも「イントロ命」って書いてあるのはまさにそれ。We never dieのイントロはマジでカッコいいからな……

宝塚は「ショーの曲を口ずさんで帰れるように」作られていると聞いたことがあります。記憶に残す、愛着をもたせる、何よりテンションを上げるのに最適なんですよね。

 

練習に裏打ちされた肉体による全力パフォーマンス

演出と音楽がすごくても、何よりもパフォーマンスする人がすごくなきゃいけない。いくらもり立てても、その中心に立つ人たちがしっかりしてなきゃ面白くないのがショーというもの。プロレスは格闘技、HiGH&LOWはアクション、宝塚はダンスで、とベクトルは違いますが、ものすごーい努力の上に成り立ってるのには代わりはないだろうなと思います。

 

 

虚実一体の「スター」と「スター同士の関係性」の物語

そして何より"沼の深み"にハマるためにの「スター」という「個人のヒストリー」を売りにし、さらに「スター」同士の関わりのストーリーにしていく、というのもあるなと思ってます。ただ、"深み"の話なので、「知らなくても楽しい、知ってるともっと楽しいかも」があったりする。

プロレスだとそれこそ因縁の対決!で煽りまくるのが定石。チームやタッグといった組み合わせ萌えのところもある。あと世代闘争ですね!新時代と旧時代なんかはよく言われる気がする。

HiGH&LOWは、物語は一応あるものの、実際の「スター」たちに当て書きされている部分も大きかったり。「役の関係性」が「演者の関係性」とリンクしてたり、「同じチーム内のこことここが戦うのエモい」みたいのがよくあったりします。また、そもそもがHIROさんのEXILE TRIBE神話をなぞってる説も有名ですよね(MUGENが4人から7人になり大きくなってみたいな話)そしてこちらも世代闘争の話でもあるよなー。MUGENが消えて新チームの台頭とかもそう。

宝塚も「この人とこの人は同期で」とか「この人は新人公演でこの人の御役をやって」みたいな関係性が多々あります。ヒストリーという点だと「このトップさんが昔主演した新人公演の思い出演目再び」とか「トップさんが憧れの演目に出演」とかそういったヒストリーからくるエモもよくあります。

 

そもそも、この「関係性萌えがいっぱいある」ができるのって、

1. 継続的に関わりあえるエリア内にいること(その場限りの組み合わせではない)

2. そういう相手が多くいること

の2つがあるので、大人数グループでの継続的な活動が必要なので、ある程度限られてそうだなと書いてて感じました。

 

結論

多分派手なショーアップも、過剰性なエンタメ性も、「スター個人とそのかけあわせ」も、それぞれのエンタメにはあるとは思うんですけど、かけあわせ、になるのとまた少なくなるのかな……?と思って書いてみました。まぁ多分他のものにも当てはまると思うから、みんなもでっち上げて他の沼の人を誘う口実にすればいいと思います。

どれかにハマったら別の沼も覗いたら楽しいこともあるかもよ!!!

 

私はこれかららんぺのライブ!ハイロー試写会を除いたら初のLDH系のライブだ!楽しんできまーす!