おどらにゃそんそん

好きなものを摂取しながら楽しく生きたい 異論反論は程々に聞きます

東京は愛せど何もないとは言え田舎よりは全然あるよ。

またはてなで田舎都会論争流行ってましたね。
定期的に話題になる感じありますね。

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北陸のクソ田舎な県の中での都市部というか県庁所在地、
北陸のクソ田舎な中ではまだ光っている気がする中核市、
そして都内、さいたまの関東圏に住んできているので、なんとなく都市田舎論は実感としてわかるのです。

田舎都会でまず違うなと思うのはやはり選択肢の幅の広さ。
これは勝手なイメージだけども、世の中にあるモノって、少なくとも日本国内にあるもの全部を10としたら、
田舎には1~3、中都市には4~6、東京には8~9くらいあるような気がします。
とにかく選択肢の広さはある。選択肢があるってことは「選ぶも選ばないも自由」ということ。
そして田舎だと選ぶことすらままならないということ。

それこそ、私が10年以上、中学卒業まで住んでいた北陸のクソ田舎、京都と小京都金沢に挟まれた未開拓地域福井県には選択肢がなかった。
服などを買いに行くなら、それこそ若者は電車なり車なりで片道1時間以上かかる隣の県の金沢まで出かけるレベルだった。
(どうでもいい豆知識だが、福井県民にとってはジャスコでデートもままならない。昔イオンが地元資本と共同でショッピングセンター出店して上手く行かなくて、建物の取り壊しとかで大揉めしたらしく、イオン系列の建物が確かないのである。ちなみにそのショッピングセンターは割りと市内中心部で五年以上廃墟になっていた。そのおかげで関西系とか地元のショッピングセンターが強いはずだよ!)

あと、渋谷から15分の話を見て思ったのが、東京にはいろいろな都市があるという話だ。
それこそ高級店の並ぶ銀座から若者の街渋谷、はたまた商店街が強い浅草やら上野やらまで。(ごめんだいたいイメージで語ってる)
とりあえず、「渋谷になくても別の街にはある」の「別の街」が電車で30分位内で余裕で揃うのだ。それはきっと、とても強くて、滅多にないことなのだ。
地方だと、行く都市が、街が、ほぼ一つなのだ。
私の地元だと、それが隣県のレベルになるのだ。「わざわざ買い物に行く」「ハレの日」扱いなのだ。
確かに一つの都市でそれなりに揃う。しかしあくまでそれは世の中の選択肢での5割以下の話なのだと思う。それが、買い物だけではなく、仕事の種類も、サブカルも、多くのことに言えるのだと思う。

かといって5割が悪いわけではないとも思う。
人間、自由研究でテーマは自由ですよって言われて困る人もいっぱいいる。
逆に五割くらいあれば、選択肢が多少狭まってて、選び易い、という部分もあるのだ。
でも、田舎の人間でも、インターネットを始めとした情報の広まりで、「ああ東京にはあんなこともこんな選択肢もあるんだ」と気づいた時、
選択肢ありすぎてめんどくせー、地元で十分だわって人もいれば、
中には羨ましくて仕方なくなる人だっているのだ。私は割りと後者なのかもしれないってだけだ。

あー、あと私の地方や都市論だと、「時間経過」って部分が抜けるな。自慢じゃない自慢だけど、15の時から「一ヶ月以上住んだ場所」だと、10箇所くらいありますからね、私。定住意識がないから、地元のしがらみとかから離れてる部分はある。逆にいうと、しがらみありすぎる地元とか死ぬほど帰りたくない。
それこそ、地方という地獄である中学時代のアレコレ残る噂にまみれた地方は、無理だ。
だからこそ、椎名林檎が地元に関して歌った、正しい街には微妙に共感できないんだろうなと思う。地元へのノスタルジーとか、ほとんどない。雪が降ったときに、「雪の世界」を少し懐かしく思うくらいである。

つまり結論はというと、私は金沢くらいの都市がちょうどよくてすごくすきです。思い出補正もある。
あと、今住んでる埼玉の南は、都内へのアクセス良いので、とても便利です。いやぁ、ベッドタウン最高だね。10分以内に新宿とか池袋出たい!っていう欲望捨てればマジで便利。
やっぱり私は、ある程度都会が好きみたいです、